ダイナースクラブカードをお得に使いこなす方法
ダイナースクラブカードは、世界で初めて発行されたクレジットカードとして、高いステータスを誇るクレジットカードの一つです。
一般誌やTV等で広告を見かけることが少ないため、ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが、クレジットカードユーザーの間では、ダイナースクラブカードを持つことこそ真のステータスと考える方も多く、ステータスカードとして不動の地位を築いています。
今回の編集部注目のクレジットカードは、ステータスカードの代表格と言われるダイナースクラブカードをお得に使いこなす方法をご紹介。さらにダイナースクラブと人気を二分するアメックスゴールドとの比較も。ダイナースクラブカードへの申込みを検討している方は、是非チェックしてみてください。
ダイナースは、一般カードながら他のカードのゴールドカード以上のステータスとサービスを提供すると言われているダイナースクラブカードと、クレジットカード最高のステータスを誇るブラックカード(※例:アメリカン・エキスプレスカード「センチュリオン」)に分類されるダイナースクラブ プレミアムカードの2種類(※1)を発行しています。
※1:提携カード除く。提携カードにはANA、JALと提携し発行するANAダイナースカード、JALダイナースカード等がある。
ダイナースクラブ プレミアムカードは、カード会社によるインビテーション(招待)がなければ原則入会できません。ダイナースクラブ プレミアムカードの取得を目指す方も、まずはダイナースクラブカードからスタートすることになります。
それでは、ダイナースクラブカードのサービス内容を、同じくステータスカードに分類されるアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードと比較しながら検証していきたいと思います。
ダイナースクラブカード VS アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ダイナースクラブカード 公式サイトへ行く
年会費 | 24,200円(税込) |
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入会審査基準 | 当社所定の基準を満たす方 |
国内旅行保険 |
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海外旅行保険 |
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カード利用限度額 | 一律の制限無し |
ショッピング保険 | 購入日から90日間、年間最高500万円 |
基本ポイント | 100円につき1ポイント |
ポイント有効期限 | 無期限 |
マイレージ交換サービス | 有り(ダイナースグローバルマイレージへ登録) |
参加費用 | 6,600円(税込) |
マイルへの交換レート | 1ポイント100マイル(還元率1%) |
交換できるマイレージプログラム | 5航空会社(全日本空輸、アリタリア-イタリア航空、大韓航空、デルタ航空、ユナイテッド航空) |
空港ラウンジ | 国内外1,600ヵ所以上 |
デスク対応 | フリーダイヤル(平日:8:00-20:00、土曜日:8:00-18:00、日・祝・12/31-1/3:休 ※盗難・紛失は24時間受付) |
その他の主なサービス |
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アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 公式サイトへ行く
年会費 | 29,000円+税 |
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入会審査基準 | 原則として25歳以上、本人に定職・定収入がある方 |
国内旅行保険 |
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海外旅行保険 |
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カード利用限度額 | 顧客ごとに個別に設定 |
ショッピング保険 | 購入日から90日間、年間最高500万円 |
基本ポイント | 100円につき1ポイント |
ポイント有効期限 | 通常3年間※但し期間中に一度ポイントをアイテムに交換、もしくはトラベラーズ特典(参加費年3,000円+税)へ登録すると無期限 |
マイレージ交換サービス | 有り(トラベラーズ特典に登録) |
参加費用 | 3,000円+税※但しANAへマイルを移行する場合、別途5,000円+税の参加費が必要 |
マイルへの交換レート | 1ポイント1マイル(還元率1%) |
交換できるマイレージプログラム | 9航空会社(日本航空、全日空、チャイナエアライン、デルタ航空、ヴァージンアトランティック航空、タイ国際航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空、ブリティッシュ・エアウェイズ) |
空港ラウンジ | 国内14空港、海外2空港※同伴者1名まで無料 |
デスク対応 | フリーダイヤル(平日9:00~17:00) |
その他の主なサービス |
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編集部コメント
年会費・入会審査基準
- 年会費
- 年会費はダイナースクラブカードのほうがお得です。
- 入会審査基準
- ダイナースクラブカードは「原則として当社所定の基準を満たす方」という入会の審査基準が広く知られていますが、問い合わせたところ実際にはこの限りではなく、個別に判断するという回答を得られました。事実、クレジットカードランキングの編集長は20代で勤続、持ち家等の審査基準を満たしていませんでしたが、ダイナースクラブカードを作ることができました。
保険・ショッピング
- 国内旅行保険
- ダイナースクラブカードの1億円という金額は、国内旅行保険最高水準です。
- 海外旅行保険
- 海外旅行保険は、現時点ではアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードのほうが良い条件となっていますが、2010年以降スペックが同じになります。
- カード利用限度額
- どちらも一律ではありませんが、クレジットカードランキングに寄せられる口コミから考えると、利用限度額はダイナースクラブカードのほうがかなり融通が利くようです。
- ショッピング保険
- ダイナースクラブカード、アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード共にクレジットカード最高水準のショッピング保険が付帯しています。
ポイント還元・マイル
- 基本ポイント
- 実際のポイント還元率はほぼ同率。カードのポイント付与も100円につき1ポイントとなっています。
- ポイント有効期限
- どちらもポイントを無期限にすることができますが、条件がない分ダイナースクラブカードのほうが使いやすいでしょう。
- マイレージ交換サービス
- どちらもマイレージへの交換サービスに力を入れています。
- 参加費用
- ダイナースのほうが参加費用が若干高くなっていますが、アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードはJAL、ANAのマイルへ交換する際、別途費用がかかる点には注意が必要です。
- マイルへの交換レート
- マイルへの還元率は、JALカード、ANAカードと変わらない設定(※1%)となっており、どちらも数あるクレジットカードの中で最高水準を誇ります。
- 交換できるマイレージプログラム
- 交換できるマイレージプログラムの数はアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードが若干上回っています。
空港ラウンジ・その他付帯サービス
- 空港ラウンジ
- 国内、海外共に利便性の高さはダイナースクラブカードのほうが上ですが、アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの同伴者1名無料というサービスにも魅力があります。
- デスク対応
- ダイナースクラブカードは会員向けに平日は8時から20時まで、土日も8時から18時まで(※ただし日・祝・12/31-1/3除く(盗難・紛失は24時間受付)) デスク対応を行っており、この点はアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードを大きく上回ります。
- その他の主なサービス
- どちらも魅力的なサービスを提供していますが、ダイナースクラブカードの「エグゼクティブ ダイニング」とアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの手荷物無料宅配サービスは非常にお得度が高いサービスと言えるでしょう。
まとめ
この表を見ると、ステータスカードとしての総合力では、ダイナースクラブカードがアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを上回っているように思います。
クレジットカードランキングが、利用者からの口コミをベースにランキングしている「ゴールドカードランキング」でも、ダイナースクラブカードは3ヶ月連続で1位を獲得していますが、その評価はサービス面から考えても妥当な結果と言えるでしょう。
ステータスカードに興味がある方はもちろん、マイルを貯めたい方やダイナースクラブカードのサービスを体験してみたい方は要チェックです。