ラグジュアリーカードの年会費とポイント還元率、付帯サービスを比較!おすすめの1枚は?
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人気が高まるラグジュアリーカード。その理由を分析 ラグジュアリーカードの年会費とポイント還元率、付帯サービスを比較!おすすめの1枚は?
ラグジュアリーカードは、2008年に米国で誕生したハイクラス(富裕層)向けのクレジットカードです。日本では2016年の発行開始以来、会員数が増え続けており、一般的なゴールドカードやプラチナカードの会員層である40代以上のビジネスパーソンに加えて、ミレニアル世代や個人事業主からも高い支持を受けています。
人気の理由は、会員限定ラウンジでのテイスティングイベントや、特別な日を演出するリムジン送迎サービスといった「コト」消費に主眼を置いたサービスが充実している点。
金属製のカードデザインが象徴するように、他にはない「特別感」がラグジュアリーカードの最大の特徴となっています。
カードにはチタン、ブラック、ゴールドの3種類があり、いずれも金属製ながら厚みは通常のクレジットカードと同程度。本体にはNASAの金属加工技術をはじめとする様々な特許技術が使われており、ICカード機能も搭載しています。
また、富裕層向けのクレジットカードとして、3種類のカードのいずれもMasterCardの最上位ステータスである「ワールドエリート」が付帯。ハイステータスカードにおなじみのコンシェルジュサービスやダイニング特典等、独自サービスの内容が非常に充実している点も、ラグジュアリーカードの人気の理由となっています。
今回は、富裕層向けクレジットカードとして大きな支持を集めるラグジュアリーカードにスポットを当てて、年会費やポイント還元率などの基本情報と、3種類のラグジュアリーカードの比較を通しコストパフォーマンスの高いおすすめの1枚を選びます。
ラグジュアリーカードの年会費を比較 ラグジュアリーカードの年会費とポイント還元率、付帯サービスを比較!おすすめの1枚は?
3種類のラグジュアリーカードの年会費は、チタンが5万円、ブラックが10万円、ゴールドが20万円となっています。
金属製で1枚1枚が手彫りのクレジットカードということもあり、家族カードの発行時にも家族会員分の年会費がかかる点には注意が必要。
ただし、ETCカードは手数料・年会費ともに無料で発行することができます。
チタン(Titanium Card) | ブラック(Black Card) | ゴールド(Gold Card) |
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ETCカード:無料※カード1枚につき1枚まで |
一般的なゴールドカードの年会費は1万円から3万円前後、プラチナカードは2万円から13万円前後、最上位のブラックカードは5万円から35万円前後となります。
年会費で比較した場合、ラグジュアリーカードでは、チタンがゴールドカードクラス、ブラックがプラチナカードクラス、ゴールドがブラックカードクラスの水準にあると言えるでしょう。
ラグジュアリーカードのポイント還元率を比較 ラグジュアリーカードの年会費とポイント還元率、付帯サービスを比較!おすすめの1枚は?
クレジットカードを利用するうえで外すことができない指標のひとつがポイント還元率でしょう。
ラグジュアリーカードは、2019年7月に従来のポイント制度を刷新し、ポイント還元率が大幅にアップしました(チタンの場合、変更前0.5%→変更後1.0%)。
カード利用額(月末請求額)1,000円につき、2ポイントから3ポイントが貯まり、貯めたポイントはAmazonギフト券をはじめとする各種ギフト券に1ポイント5円換算で交換することができます。
還元率はそれぞれ、チタンが1%、ブラックが1.25%、ゴールドが1.5%。また、ラグジュアリーカードが提携する「Firadis WINE CLUB(フィラディス ワインクラブ)」のワインギフト券に交換すると、最大で3.3%のポイント還元率になります。
チタン(Titanium Card) | ブラック(Black Card) | ゴールド(Gold Card) |
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ポイントプログラム | ||
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ラグジュアリーカードの付帯サービスを比較 ラグジュアリーカードの年会費とポイント還元率、付帯サービスを比較!おすすめの1枚は?
付帯サービスは、ステータスカードのコストパフォーマンスを測る上で一番重要なポイント。カードに付帯した富裕層向けならではのサービスを利用することで、普段の生活はもちろん、出張や接待などのビジネスシーンにおいても、手間や時間を節約でき、ワンランク上のサービスを体験することができます。
3種類のラグジュアリーカードは、「コンシェルジュ」「トラベル」「ダイニング」「付帯保険」など、多くの分野のサービス内容が共通しています。
異なるのは、コンシェルジュに依頼する際、チタンは電話対応のみ、ブラックとゴールドはメールでの対応も可能となる点。
また、映画館の無料鑑賞特典の回数がカードの種類ごとに異なる点や、会員制のカフェ・バーの利用料(ブラック・ゴールド会員は無料)などにも差が見られます。
会員限定のテイスティングイベントやリムジンでの送迎サービス、ハワイアン空港の上級会員資格の付与など、ブラック・ゴールドのみの特典もいくつかあります。
チタン(Titanium Card) | ブラック(Black Card) | ゴールド(Gold Card) |
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【まとめ】コスパ最強!編集部おすすめの1枚は「チタン」 ラグジュアリーカードの年会費とポイント還元率、付帯サービスを比較!おすすめの1枚は?
ラグジュアリーカードを年会費、ポイント還元率、付帯サービスで比較すると、コストパフォーマンスを重視する方におすすめなのは、5万円の年会費で1%のポイント還元率を持ち、各種の優待やコンシェルジュサービスを受けられるチタンです。
ただし、付帯サービスの中でもブラックやゴールドにしか付帯しないコンシェルジュのメール対応やリムジン送迎サービスなどは、ラグジュアリーカードを象徴する非常に独自性の高いサービス。
また、ワイン好きの方であれば、同じくラグジュアリーカードが独自に企画する会員限定のテイスティングイベントなどを通じて、同じカード会員と交流を深めるきっかけにもなるでしょう。
ラグジュアリーカードの特徴でもある「モノ」より「コト」の消費に重点を置いた付帯サービスを満喫したい方は、ワンランク上のブラックも狙い目。
今回ご紹介した、チタン、ブラック、ゴールド、それぞれのラグジュアリーカードのスペックも参考に、ハイステータスカードならではの「特別感」をお供にできる1枚を見つけましょう!
- Author : 長尾 尚子
- フリーランスライター。得意分野は、育児・教育、住宅ローン、保険、金融、エンタメ等、幅広い。子ども2人を育児中のママでもある。
【資格】消費生活アドバイザー、FP2級