年会費無料のゴールドカード インビテーションが届く条件とは?
一般カード(一般的なクレジットカード)と比較し、空港ラウンジ利用をはじめ、ワンランク上のサービスが付帯するゴールドカード。
さまざまなサービスが付帯するかわりに年会費のかかるケースが多く、ゴールドカードというと、「年会費のかかるもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?また、高額な年会費を理由に、ゴールドカードの利用を躊躇っている方も多いはず。
実は数あるゴールドカードの中には、一定の条件を満たし、インビテーションを受け取ると、年会費無料で持てるものがあります。なかには、年会費無料ながら、一般的なゴールドカードと比較しても、引けを取らないサービスが付帯しているものも。
そこで今回は、年会費無料のゴールドカードに注目。一定の条件を満たし、インビテーションが届くと持てる年会費無料のゴールドカードについて、わかりやすく解説します。
さらに年会費無料のゴールドカードを発行するために必要となる、インビテーションが届く条件についての紹介も。
年会費無料でゴールドカードを持ちたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
年会費無料のゴールドカードとインビテーション Chapter1
年会費無料のゴールドカードは、そのカードの下位カードにあたる「一般カード」の利用で一定の条件を満たし、インビテーションを受け取ると、発行することができます。
Memo クレジットカードのインビテーションとは?
クレジットカードの発行会社が「カードの利用実績がある」、「支払いに遅延や延滞がない」など、一定の条件を満たした人に、現在利用しているクレジットカードカードよりもワンランク上のカードへの切り替えを招待すること。
インビテーションを受け取るための条件はカード会社によって異なり、一部のカード会社を除き、条件が明示されていないケースがほとんどです。
また、インビテーションは郵送で届く場合もあれば、Eメールで案内を受け取るケースもあります。
年会費無料のゴールドカードを持つには、インビテーションを受け取るための条件を把握し、一般カードを利用して、カードの利用実績を積むことが大切です。
年会費無料のゴールドカード Chapter2
本チャプターでは、インビテーションを受け取り、年会費無料で持つことができるゴールドカードについて見ていきましょう。
インビテーションを受け取るための条件をクリアする際に必要となる下位カード(一般カード)についても紹介しているので、併せてチェックしてみてください。
年会費無料のゴールドカード その1:イオンゴールドカード
イオンゴールドカード 公式サイトへ行く
年会費 | 無料 |
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ポイント |
ときめきポイント
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付帯保険・特典など (ゴールドカードのみに付帯するもの) |
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付帯保険・特典など (一般カードと共通) |
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インビテーションの条件 |
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インビテーションの対象カード |
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イオンゴールドカードは、イオンクレジットサービスが発行する年会費無料のゴールドカード。イオンカード、イオンカード(WAON一体型)、イオンカードセレクトいずれかのクレジットカードの直近の年間カード利用額(※ショッピング枠)が100万円を上回るとインビテーションが届き、イオンゴールドカードに切り替えることができる。
イオンゴールドカードの特徴は、イオンカードをはじめとする一般カードにはない旅行傷害保険やラウンジ利用の特典が付帯する点。イオンゴールドカードには、最高5,000万円の海外旅行傷害保険と最高3,000万円の国内旅行傷害保険が無料付帯(※いずれも利用付帯)。さらに、国内6ヵ所の空港ラウンジが利用できるほか、同伴者3名まで全国のイオングループ店舗内(※主にイオンモール)に設置された買い物の合間に休憩できる「イオンラウンジ」を無料で利用することができる。特に、イオンラウンジを無料で利用できる点は、買い物でイオンを利用することが多い人にとって、嬉しいポイントといえるだろう。
ちなみに、ポイント還元率や、毎月20日・30日に全国のイオングループ各店舗での買い物が5%OFFになる「お客様感謝デー」、毎月5日・15日・25日に全国のイオングループ各店舗での買い物でポイントが2倍になる「お客様わくわくデー」等の特典は、イオンカードをはじめとする一般カードと同様のサービス内容になっている。
イオンで買い物をすることが多く、年会費無料のゴールドカードを持ちたいと考えている人であれば、イオンゴールドカードは、ぜひチェックしておきたい。
Memo イオンゴールドカードの利用を検討する際は、一般カードのデザイン選びも重要
イオンゴールドカードのカードデザインには、「通常デザイン」、「ミッキーマウスデザイン」、「トイ・ストーリーデザイン」の3種類があり、「イオンカード」、「イオンカード(WAON一体型)」、「イオンカードセレクト」申し込み時に選択したデザインが、イオンゴールドカードにも引き継がれます。
たとえば、「イオンカードのときは通常デザインのカードを使用していたが、イオンゴールドカードへ切り替える際、ミッキーマウスデザインのカードに変更したい」といったことは不可。
一般カードを発行する際に選択したデザインが、ゴールドカードにも引き継がれる点には注意しましょう。
※ちなみに、「ミッキーマウスデザイン」、「トイ・ストーリーデザイン」のカードの国際ブランドはJCBブランドのみ。
イオンカード(WAON一体型) 公式サイトへ行く
年会費 | 無料 |
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ポイント |
ときめきポイント
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付帯保険・特典など |
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イオンカード(WAON一体型)は、イオンクレジットサービスが発行する年会費無料のクレジットカード。
ポイント(※ときめきポイント)は通常、カード利用200円(税込)につき1ポイント付与されるが、全国のイオンやイオンモール等、対象店舗での買い物時は、カード利用200円(税込)につき2ポイントを付与。また、電子マネー「WAON」も発行手数料無料でカードに搭載でき、WAONでの買い物時も200円(税込)につきWAONポイント1ポイントを貯めることができる。
さらに、毎月20日・30日に全国のイオングループ各店舗での買い物が5%OFFになる「お客様感謝デー」や、毎月5日・15日・25日に全国のイオングループ各店舗での買い物でポイントが2倍になる「お客様わくわくデー」など、お得に買い物ができる特典が充実している点もイオンカードの大きな魅力といえるだろう。
また、直近の年間カード利用額(※ショッピング枠)が100万円を上回るとインビテーションが受け取れ、年会費無料のゴールドカード「イオンゴールドカード」に切り替えられる点もチェックしておきたい。
イオンで買い物をすることが多い人はもちろん、将来的にイオンゴールドカードを持ちたいと考えている人におすすめの一枚。
あわせて読みたい イオンカードとイオンカードセレクトを比較
年会費無料のゴールドカード その2:エポスゴールドカード
エポスゴールドカード 公式サイトへ行く
年会費 |
無料 ※インビテーションによりエポスゴールドカードを発行した場合 ※エポスゴールドカードに直接申し込みした場合は、年会費5,000円(税込)。ただし、年間50万円以上のカード利用で翌年以降年会費無料。 |
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ポイント |
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付帯保険・特典など (ゴールドカードのみに付帯するもの) |
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付帯保険・特典など (一般カードと共通) |
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インビテーションの条件(非公式) |
公式には明示されていませんが、以下の条件を満たすとインビテーションが受け取れるといわれています。
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インビテーションの対象カード | エポスカード |
エポスゴールドカードは、「エポスカード」が発行する年会費無料のゴールドカード。明確な条件は公開されていないが、エポスカードを1年以上保有し、かつエポスカードを年間50万円以上利用するとエポスゴールドカードのインビテーションが届くといわれている。
エポスゴールドカードの特徴は、ポイントをお得に貯められる点。ポイントは、カード利用200円(税込)につき2ポイントを付与。「たまるマーケット」経由でネットショッピングをおこなうと、ポイントは最大30倍までアップする。
さらに、年間50万円以上のカード利用で2,500ポイント、年間100万円以上のカード利用で10,000ポイントが付与される「年間ボーナスポイント」や、対象店舗のなかからよく利用する3店舗を選択し、その店舗で買い物をするとポイントが最大3倍になる「選べるポイントアップショップ」が利用できる点もチェックしておきたい。
また、エポスカードの場合、ポイントの有効期限は2年間となっているが、エポスゴールドカードのポイント有効期限はなし。有効期限を気にせずポイントを貯める・使うことができる点も、エポスゴールドカードの大きな魅力といえるだろう。
その他にも、エポスゴールドカードは、最高1,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯するほか、年会費無料で家族カードの発行にも対応。さらに、国内19カ所と海外3カ所の空港ラウンジ利用や、海外サポートデスク利用等の特典も付帯している。
インビテーションを受け取るためのハードルもそこまで高くはないので、年会費無料でゴールドカードを持ちたい人にとって、エポスゴールドカードはおすすめの一枚といえるだろう。
エポスカード 公式サイトへ行く
年会費 | 無料 |
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ポイント |
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付帯保険・特典など |
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エポスカードは、丸井グループのクレジットカード会社「エポスカード」が発行する年会費無料のクレジットカード。
ポイントは通常、カード利用200円(税込)につき1ポイントが付与されるが、「たまるマーケット」経由でネットショッピングをおこなうと、最大30倍までアップする。貯めたポイントは、商品券等への交換や、「ANAマイル」「JALマイル」「dポイント」といった他のマイル・ポイントへの移行、ネット通販時の割引等に利用可能。
また、年会費無料のクレジットカードながら、最高500万円の海外旅行傷害保険が自動付帯するほか、一時的なショッピング枠の増額にも対応している。
加えて、レストランや居酒屋、カフェ、美容院など全国10,000店舗以上で優待が受けられる「エポトクプラザ」が利用できる点も嬉しいポイントといえるだろう。
さらに、公式には明示されていないが、カードを1年以上保有し、年間50万円以上カードを利用すると、エポスゴールドカードのインビテーションが届き、年会費無料でゴールドカードが持てるメリットも。
将来的に年会費無料でゴールドカードを持ちたいと考えている人であれば、エポスカードはぜひチェックしておきたい。
年会費無料のゴールドカード その3:セブンカード・プラス(ゴールド)
セブンカード・プラス(ゴールド) 公式サイトへ行く
年会費 | 無料 |
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ポイント |
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付帯保険・特典など (ゴールドカードのみに付帯するもの) |
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付帯保険・特典など (一般カードと共通) |
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インビテーションの条件(非公式) |
公式には明示されていませんが、以下の条件を満たすとインビテーションが受け取れるといわれています。
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インビテーションの対象カード | セブンカード・プラス |
セブンカード・プラス(ゴールド)は、セブン&アイホールディングスグループのセブンカードサービスが発行する年会費無料のゴールドカード。明確な条件は公開されていないが、「セブンカード・プラスを年間100万円以上利用する」、「セブン&アイ・ホールディングスのグループ店舗で毎月5万円以上(年間60万円以上)利用する」といった条件をクリアすると、セブンカード・プラス(ゴールド)のインビテーションが届くといわれている。
セブンカード・プラス(ゴールド)のポイントは通常、カード利用200円(税込)につき1ポイントを付与。セブンイレブンやイトーヨーカドーなど「ポイント2倍対象店」ではポイントが2倍になり、カード利用200円(税込)につき2ポイントを貯めることができる。加えて、ETCスルーカードの利用でポイントが貯めることも可能。
また、「ショッピングガード保険(海外)」に加え、年間最高100万円まで補償される「ショッピングガード保険(国内)」が付帯する点も、セブンカード・プラス(ゴールド)の大きな魅力といえるだろう。
一般カードの「セブンカード・プラス」と比較し、追加でさまざまな保険や特典が付帯しているわけではないが、買物でセブンイレブンやイトーヨーカドーを利用することが多く、年会費無料でゴールドカードを持ちたいと考えている人であれば、セブンカード・プラス(ゴールド)は有力な選択肢の一つ。
セブンカード・プラス 公式サイトへ行く
年会費 | 無料 ※2020年1月9日までの申し込み:年会費550円(税込) |
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ポイント |
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付帯保険・特典など |
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セブンカード・プラスは、セブン&アイホールディングスグループのセブンカードサービスが発行する年会費無料のクレジットカード。(※2020年1月9日までの申し込み分は、年会費550円(税込))
ポイントは通常、カード利用200円(税込)につき1ポイントを付与。セブンイレブンやイトーヨーカドーなど「ポイント2倍対象店」ではポイントが2倍になり、カード利用200円(税込)につき2ポイントを貯めることができる。さらに、ETCスルーカードの利用でも200円につき1ポイントを貯めることが可能。
また、毎月8のつく日にイトーヨーカドーで買い物をすると、食料品・衣料品・住まいの品がほとんど全品5%OFFになる「ハッピーデー」や、セブンイレブン・イトーヨーカドー・ヨークマートで対象商品を購入するとボーナスポイントが付与される「nanacoボーナスポイント」など、お得に買い物ができる特典が付帯する点も嬉しい。
さらに、公式には明示されていないが、セブン・カードの年間カード利用額100万円以上、セブン&アイ・ホールディングスのグループ店舗で毎月5万円以上(年間60万円以上)利用すると、年会費無料のゴールドカード「セブン・カード(ゴールド)」のインビテーションが届く可能性も。セブンイレブンやイトーヨーカドーで買い物をすることが多い人であれば、ぜひチェックしておきたい。
まとめ Chapter3
一定の条件をクリアするとインビテーションが届き、年会費無料で持つことができるゴールドカードについて紹介した今回の特集はいかがでしたでしょうか?
空港ラウンジ利用や、海外旅行傷害保険の自動付帯、ポイントアップ等、ゴールドカードを持っていれば、一般カードにはない、ワンランク上のサービスを利用することができます。
それに伴い、通常、ゴールドカードは年会費のかかるケースがほとんどですが、上記でご紹介したゴールドカードであれば、年会費無料で持つことが可能です。
年会費にお金をかけず、ワンランク上のカードを持ちたいと考えている人にとって、年会費無料のゴールドカードは、ぜひ利用を検討したいカードといえるでしょう。
ただし、年会費無料のゴールドカードを持つためには、一般カードの利用で一定の条件をクリアし、インビテーションを受け取る必要があります。年会費無料のゴールドカードを目指す際は、インビテーションを受け取るための条件をしっかりと確認し、その条件をクリアするために、利用実績を積むことが大切です。
年会費無料でゴールドカードを持ちたいと考えている方は、本特集を参考に、年会費無料のゴールドカードや、そのインビテーションを受け取るための条件についてしっかりと確認し、将来的に年会費無料のゴールドカードを持てるよう、上手に一般カードを利用しましょう。
- Author : 溝口 麻衣
- Hayakawa所属のチーフライター兼編集者。主な執筆ジャンルは英会話、格安SIM、住宅ローン、保険、エンタメ。
わかりやすく、ちょっとした気付きのある記事を目指して、日々原稿を執筆中。御朱印集めと北欧関連の情報収集が好き。