JCBカードWのメリットとデメリット ポイント還元率やお得な使い方も解説
はじめに JCBカードWのメリットとデメリット ポイント還元率やお得な使い方も解説
年会費無料にも関わらず、基本のポイント還元率が1%と高い還元率を誇るJCBカードW。お得度の高い年会費無料のクレジットカードを探している方のなかには、JCBカードWを検討されている方も多いのではないでしょうか?
JCBカードWを作るのであれば、カードの特徴やメリット・デメリットをしっかりと把握し、最大限、お得に利用できることが大切です。
そこで今回は、JCBカードWをピックアップ。カードの特徴やメリット・デメリットに加え、お得な使い方についても解説していきます。JCBカードWの利用を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
JCBカードWの基本情報
JCBカードW 公式サイトへ行く
年会費 |
無料 ※39歳以下・Web申し込み限定のクレジットカード |
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ポイント還元率 |
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付帯サービス |
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電子マネー | Apple Pay、Google Pay、QUICPay、 |
おすすめポイント |
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クレジットカード会社大手「ジェーシービー」が発行する年会費無料のクレジットカード。39歳以下・Web申し込み限定のカードだが、39歳までに申し込みをすれば、40歳以降も年会費無料で使うことができる。
JCBカードWの特徴は、ポイント還元率が高い点。JCBカードWのポイント還元率は、通常1%(※カード利用1,000円につき1ポイント)とJCB一般カードやJCBゴールドの2倍。Amazon・セブン-イレブン等の優待店や、優待サイト「Oki Dokiランド」経由でのカード利用時は、最大10.5%までポイント還元率がアップする。スターバックス カードのオンライン入金に利用すると、ポイント還元率が5.5%になる点もチェックしておきたい。
また、年会費無料ながら、最高2,000万円の海外旅行傷害保険、最高100万円までのショッピングガード保険(海外)が付帯する点も魅力。
コラム:JCBカードW plus Lとは?
JCBカードWの申し込みページからは、「JCBカードW plus L」というクレジットカードの申し込みも行えます。
この「JCBカードW plus L」は、JCBカードWの機能に、「女性向け保険に加入できる」、「所定のホテルやレストラン、ネイルサロンで優待が受けられる」等の女性限定の特典が付帯したカード。JCBカードWと同様に、年会費は無料です。
特に女性の場合は、JCBカードWを検討する際、JCBカードW plus Lについてもチェックしておくと良いでしょう。
※ちなみに、JCBカードW plus Lは女性限定の特典が付帯したカードですが、男性でも発行できます。
JCBカードW 4つのメリット JCBカードWのメリットとデメリット ポイント還元率やお得な使い方も解説
はじめに、JCBカードWを利用するメリットについてご紹介します。
JCBカードWのメリット その1
ポイント還元率が高い
JCBカードWを利用する最大のメリットは、ポイント還元率が高く、お得にポイントを貯めることができる点。JCBカードWのポイント還元率は通常1%。毎月の利用合計金額1,000円(税込)ごとに、Oki Dokiポイントが2ポイント付与されます。このポイント還元率(ポイント付与率)は、JCB一般カードやJCBゴールドといった、JCBが発行する他のクレジットカードの2倍。基本のポイント還元率が1%と高い点は、JCBカードWの大きな魅力です。
さらに、Amazonやセブン-イレブン、出光昭和シェル、JCBトラベルなど、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」(ポイント優待店)での利用時や、優待サイト「Oki Dokiランド」経由でのカード利用時は、ポイント還元率が1.5~10.5%にアップします。お得にOki Dokiポイントを貯められる点は、JCBカードWを利用する大きなメリットといえるでしょう。
ちなみに貯めたポイントは、1ポイント=3円でキャッシュバックできる他、JCBギフトカード(1,050ポイント→5,000円分)やANAマイル(1ポイント→3マイル)、Amazonでのショッピング(1ポイント→3.5円分)等への交換に対応しています。
ポイントの有効期限が2年間(※有効期限が過ぎたポイントから1か月単位で順次失効)となっている点には注意が必要ですが、貯めたポイントの使い道が多い点も魅力です。
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ちなみに貯めたポイントは、JCBギフトカード(1,050ポイント→5,000円分)やANAマイル(1ポイント→3マイル)、Amazonでのショッピング(1ポイント→3.5円分)等への交換に対応しています。
ポイントの有効期限が2年間(※有効期限が過ぎたポイントから1か月単位で順次失効)となっている点には注意が必要ですが、貯めたポイントの使い道が多い点も魅力です。
JCBカードWのメリット その2
年会費無料
高いポイント還元率を実現しているにも関わらず、JCBカードWの年会費は無料。
カードの申し込み条件に、「39歳以下・Web申し込み限定」と一部縛りがある点には注意が必要ですが、年会費無料と負担なく持てる点は、JCBカードWのメリットの一つです。
JCBカードWのメリット その3
海外旅行保険・ショッピングガード保険が付帯
年会費無料のカードにも関わらず、JCBカードWには、最高2,000万円の海外旅行傷害保険、最高100万円のショッピングガード保険(海外)が付帯します。
いずれも利用付帯となっている点には注意が必要ですが、海外旅行保険・ショッピングガード保険が付帯し、海外旅行時の万一に備えられる点も、JCBカードWのメリットといえるでしょう。
JCBカードWのメリット その4
セキュリティがしっかりしている
JCBカードWを発行するジェーシービーでは、「第三者による不正利用の防止」や「トラブル時の補償・対応」など、クレジットカードのセキュリティ対策に力を入れています。
また、利用金額・利用可能額の確認や、支払い方法の変更が簡単に行える会員専用のWebサービス「MyJCB」を用意。さらに、カードの使い過ぎが心配な方向けに、設定金額以上カードを利用した場合、メールにて通知が受け取れる「安心お知らせメール」も提供しています。
セキュリティがしっかりしており、安心してカードを利用できるサービスが充実している点も、JCBカードWのメリットといえるでしょう。
JCBカードW 3つのデメリット JCBカードWのメリットとデメリット ポイント還元率やお得な使い方も解説
他のクレジットカードと同様に、JCBカードWにもデメリットが存在します。本チャプターでは、JCBカードWを利用する際に知っておきたいカードのデメリットについて見ていきましょう。
JCBカードWのデメリット その1
39歳以下限定、Web申し込み限定
JCBカードWは、39歳以下限定のクレジットカード。39歳までに申し込みをしていれば、40歳以降も年会費無料で継続してカードを利用することができますが、40歳以上の方は、カードを申し込むことができません。
カードの申し込みに年齢制限がある点は、JCBカードWのデメリットといえるでしょう。
※ただし、家族カードであれば、40歳以上でも申し込むことができます。
また、JCBカードWは、Web申し込み限定のカード。インターネットからのみ申し込みができる点にも注意が必要です。
JCBカードWのデメリット その2
カードの利用明細はWebで発行
JCBカードWの利用明細書は、Webでの発行が基本となっており、郵送での発行には対応していません。
Webで発行されるため、スマホやパソコンから簡単に確認できるメリットがありますが、「紙で利用明細を確認したい」「Webだと利用明細の確認を忘れてしまう」という人にとっては、利用明細がWebで発行される点は、JCBカードWのデメリットの一つ。
JCBカードWのデメリット その3
「JCB STAR MEMBERS」の対象外
ジェーシービーでは、JCBカードを年間で一定額以上利用するユーザーを対象に、ランクに応じて、通常よりも多くポイントが貯まる「Oki Dokiボーナスアップ」や、キャンペーンの抽選口数が通常よりアップする「キャンペーンチャンスアップ」といった特典が受けられる「JCB STAR MEMBERS」というサービスを提供しています。
ただ、JCBカードWは「JCB STAR MEMBERS」の対象外。カードを年間で一定額以上利用しても、「JCB STAR MEMBERS」の特典を利用することはできません。この点も、JCBカードWを利用する際に把握しておきたいデメリットといえるでしょう。
JCBカードWのお得な使い方 JCBカードWのメリットとデメリット ポイント還元率やお得な使い方も解説
それでは、JCBカードWは、特にどのような場面で使うとお得なのでしょうか?
本チャプターでは、効率良くポイントが貯められるJCBカードWのお得な使い方について、ご紹介します。
JCBカードWのお得な使い方 その1
Amazonでの買い物に利用する
Amazonは、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」(ポイント優待店)のため、Amazonでの買い物時にJCBカードWを利用すると、1.0%→2.0%にポイント還元率がアップし、お得にポイントを貯めることができます。
Amazonでの買い物時にJCBカードWを利用した場合のポイント還元率
- 通常ポイント:1.0%(※JCBカード利用0.5%+JCBカードWボーナスポイント0.5%)
- 「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」優待ポイント:1.0%
→ 合計:2.0%
また、優待サイト「Oki Dokiランド」を経由してAmazonで買い物をすると、ポイント還元率が+0.5%アップし、2.0%に。JCBカードWを利用してAmazonで買い物をする際は、「Oki Dokiランド」を上手く活用するのがおすすめです。
「Oki Dokiランド」を経由し、Amazonでの買い物をした場合のポイント還元率
- 通常ポイント:1.0%(※JCBカード利用0.5%+JCBカードWボーナスポイント0.5%)
- 「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」優待ポイント:0.5%
- 「Oki Dokiランド」経由ポイント:0.5%
→ 合計:2.0%
ちなみに、貯めたポイント(Oki Dokiポイント)は1ポイント=3.5円相当でAmazonでの買い物に利用できます。
JCBカードWのお得な使い方 その2
セブン-イレブンでの買い物に利用する
JCBカードWは、セブン-イレブンでの利用時も、お得にポイントを貯めることができます。
JCBカードWを利用してセブン-イレブンで買い物をした場合、ポイント還元率は、1.0%→2.0%にアップします。その内訳は、以下の通り。
セブン-イレブンでの買い物時にJCBカードWを利用した場合のポイント還元率
- 通常ポイント:1.0%(※JCBカード利用0.5%+JCBカードWボーナスポイント0.5%)
- 「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」優待ポイント:1.0%
→ 合計:2.0%
※「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」のサイトによると、「セブン-イレブン買い物時のOki Dokiポイントは3倍」という表示がありますが、これは、JCBカード利用分の0.5%が3倍になるという意味。
つまり、「JCBカード利用分0.5%×3倍」+「JCBカードWボーナスポイント0.5%」→2.0%となるわけです。
ちなみに、JCBカードWは、通常のポイント還元率が1.0%ですが、この内訳は「JCBカード利用0.5%+JCBカードWボーナスポイント0.5%」。
「ポイント〇倍」といった内容の基準となるポイントは、「JCBカード利用分の0.5%」のこと。JCBカードWの通常のポイント還元率1.0%を指しているわけではない点には注意が必要です。
JCBカードW × nanaco ×QUICPayの利用でポイント還元率は2.5%に
また、セブン-イレブンで買い物をする際、「JCBカードW」、「nanaco(ナナコ ※電子マネー)」、「QUICPay(クイックペイ ※電子マネー)」を組み合わせて利用することで、ポイント還元率は2.5%までアップします。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、nanacoにはQUICPayが搭載されており、登録を行うと、nanacoでQUICPayが利用できるようになります。(※「QUICPay(nanaco)」)
このQUICPay(nanaco)を使い、セブン-イレブンで買い物をすると、200円(税抜)につきnanacoポイントを1ポイント貯めることが可能(※ポイント還元率0.5%)。
(※この場合、nanacoにチャージされている残高ではなく、UQICPayによる支払いを利用。)
さらに、QUICPayの支払いにJCBカードWを利用すれば、セブン-イレブンでの買い物としてポイント還元率が2.0%になるため、nanacoのポイント還元率(0.5%)と併せて、ポイント還元率は2.5%になります。
Oki Dokiポイントとnanacoポイントの二重取りができ、ポイント還元率が2.5%になるので、セブン-イレブンでの買い物で、お得にポイントを貯める際は、JCBカードW、nanaco、QUICPayの組み合わせ利用がおすすめです。
JCBカードW × nanaco × QUICPayを組み合わせて利用する方法 まとめ
利用手順
- STEP1 nanacoにQUICPayを登録し、nanacoでQUICPayを利用できるようにする。※QUICPay(nanaco)
- STEP2 QUICPayの支払い先にJCBカードWを設定。
- STEP3 QUICPay(nanaco)を使い(※支払い方法にQUICPayを選択)、セブン-イレブンで買い物をする。
ポイント還元率
- nanacoポイント(nanaco)
- nanaco支払い:0.5%
- Oki Dokiポイント(QUICPay/JCBカードW)
- 通常ポイント:1.0%(※JCBカード利用0.5%+JCBカードWボーナスポイント0.5%)
- 「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」優待ポイント:1.0%
→ 合計:2.5%
JCBカードWのお得な使い方 その3
スターバックス カードへのオンライン入金に利用する
JCBカードWはスターバックス カードへのオンライン入金でもお得にポイントを貯めることができます。
「スターバックス カード」とは、全国のスターバックスコーヒーで利用できるプリペイド式のカードのこと。クレジットカード決済を利用すれば、オンラインから24時間いつでも入金することができます。また、オートチャージにも対応。
スターバックスは、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」(ポイント優待店)のため、オンライン入金にJCBカードWを利用すると、ポイント還元率は5.5%までアップします。
ポイント還元率5.5%の内訳
-
「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」優待でJCBカード利用ポイントが10倍
JCBカード利用0.5% × 10倍 = 5.0% -
JCBカードWボーナスポイント
0.5%
→ 合計:5.5%
ポイントをアップするには、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」のページからポイントアップ登録(無料)をした上で、スターバックス カードへオンライン入金をする必要がありますが、スターバックス コーヒーを利用することが多い人であれば、ぜひチェックしておきたい方法といえるでしょう。
JCBカードW × スターバックス カードオンライン入金 利用方法
- STEP1 「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」のページからポイントアップ登録(無料)を行う。
- STEP2 スターバックス カードのWebサイトへ行く。
- STEP3 JCBカードWでスターバックス カードにオンライン入金。
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まとめ
高いポイント還元率を誇るJCBカードWは、上手く活用することで、お得にポイントを貯めることができます。
39歳以下・Web申し込み限定と、申し込みに条件がある点には注意が必要ですが、年会費も無料なので、39歳以下の方であれば、JCBカードWはぜひ利用を検討したい一枚といえるでしょう。
ただ、カードの特徴やお得な使い方をしっかり把握していないと、カード利用によるお得を最大限に享受することはできません。
カードを利用する際は、そのカードの特徴や、メリット・デメリットをしっかりと確認しておくことが大切です。
JCBカードWを検討している方は、本特集を参考に、カードのメリットやデメリット、お得な使い方を確認し、JCBカードをお得に利用する際に役立てましょう。
JCBカードWの基本情報
JCBカードW 公式サイトへ行く
年会費 |
無料 ※39歳以下・Web申し込み限定のクレジットカード |
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ポイント還元率 |
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付帯サービス |
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電子マネー | Apple Pay、Google Pay、QUICPay、 |
おすすめポイント |
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クレジットカード会社大手「ジェーシービー」が発行する年会費無料のクレジットカード。39歳以下・Web申し込み限定のカードだが、39歳までに申し込みをすれば、40歳以降も年会費無料で使うことができる。
JCBカードWの特徴は、ポイント還元率が高い点。JCBカードWのポイント還元率は、通常1%(※カード利用1,000円につき1ポイント)とJCB一般カードやJCBゴールドの2倍。Amazon・セブン-イレブン等の優待店や、優待サイト「Oki Dokiランド」経由でのカード利用時は、最大10.5%までポイント還元率がアップする。スターバックス カードのオンライン入金に利用すると、ポイント還元率が5.5%になる点もチェックしておきたい。
また、年会費無料ながら、最高2,000万円の海外旅行傷害保険、最高100万円までのショッピングガード保険(海外)が付帯する点も魅力。
- Author : 溝口 麻衣
- Hayakawa所属のチーフライター兼編集者。JCBカードWのメリットとデメリットに関する調査と記事執筆を担当。自身もJCBカードW plus Lのユーザーであり、Amazonでの買い物によく利用している。
わかりやすく、ちょっとした気付きのある記事を目指し、日々原稿を執筆中。